【今月の特集】クリスマスツリーの意味。
こんにちは。WISH webスタッフの濱田です。
早いもので、今年もクリスマスの季節となりました。
今日あたりは、外の空気も冷たくなり、一気に年末モードになる気配。メールを覗けは、クリスマス会のお誘いもチラホラ。来月のイベントはクリスマスリース作成会だったり、空気は、年末モードスイッチON。クリスマスと言えば、やはりきらびやかな飾り。町中クリスマスツリーの飾りでにぎわいますね。でもちょっと気になる事が・・・クリスマスってキリストの誕生日のお祝いなら、そこまで派手にする必要性ってなんだろう?っとふと思ったのです、だから、今月の特集はクリスマスツリーの由来。わたくしなりにまとめたものをご案内します♪
っと簡単に申しましたが、調べてみるとクリスマスツリーにはいろんな由来がある事がわかりました。
ひとつめには
【古代ローマの冬至祭サトゥルナリアから 】
古代ローマ市民の間では、冬至までに短く弱くなる太陽が冬至以降に復活することを祝う、農耕の神サトゥルヌス (クロノス) に関わるサトゥルナリア (サトゥルヌス祭 Saturnalia) が12月17日から24日までの一週間ありました。 この期間は休みとなり、羽目をはずし大騒ぎをしていたようで、ヒイラギ (柊) など常緑樹を飾ったり、プレゼントを贈ったりなどの風習も見られ、キリスト教布教に当たってクリスマスに取り込まれたとされ、代ローマではモミ材で船を作ったので重用され、これらの常緑樹を飾る風習がクリスマスにクリスマスツリーを飾る習慣になったとされる説。
ふたつめには
【聖ボニファティウスの逸話から 】
8世紀のドイツ地方には、オーディン (北欧神話の主神) を崇めドルイドと呼ばれるゲルマン人が、樫の木 (雷神トールの神木ともされる) を崇拝し、幼児を捧げていました。 キリストの伝道者である聖・ボニファティウスがそれを止めようとして樫の木を切り倒したときに、周囲の木々も下敷きとなって倒れたのにもかかわらず、モミの幼木が一本だけ倒れずに残る奇跡が起こったため、それ以降、幼児犠牲を止めモミの木を象徴としたとする、異教との関係からの説。
みっつめには
【ドイツ山岳地域の風習から】
古い時代のドイツ地方のハルツ山岳地帯の話として、モミの木に小人が住み、村に幸せを運び守ってくれるとされ、祭時にはもみの木に卵、花、木の枝、ロウソクなどをつるし、そのまわりを歌いながら踊ると、この木に隠れていた小人たちがこの木に留まり、村人たちのために力を貸してくれると信じられていて、この風習がクリスマスツリーの始まりとされます。 また、この小人たちははサンタクロース原型になったともされています。
よっつめには
【降誕祭の舞台劇に使われたことから】
16世紀頃の中世ドイツ地方ではクリスマスイブに教会の前で、キリスト降誕祭の一部としてエデンの楽園におけるアダムとイブ関する神秘劇が演じられていて、 このとき舞台の中央には禁断の果実がなった木 (知識の木) (生命の木とする場合も) を置いたのですが、冬には実の生る落葉樹が葉を落としているので、モミの木にリンゴを飾り付けてこの木の代用とされ、これがツリーの起源になったとされます。
ざっと探すだけで、これだけの由来を見つけました。わたくしとしましては、みっつめの『ドイツ山岳地域の風習から』こちらがかわいくておすすめですっ♪
日本では1860年、プロイセンの使節オイレンブルグが公館に初めて飾ったのが始まりと言われています。
1900年に明治屋の東京銀座へ進出で銀座のクリスマス飾りは広く行われるようになり、同じころには、神戸でクリスマス用品の生産が始まったそうですよ。
神戸は何にしても最初に始めたものが多いですね。神戸発祥のもの<<
ではこのクリスマスツリーやそれに飾るイルミネーション、ライトはどこからきたのでしょう・・・
【16世紀 ルターの逸話】
16世紀のドイツで、宗教改革を行った神学者であり、牧師のマルティン・ルターが礼拝の帰り道に、森の木々の間に、きらめく無数の星の美しさに感動して、子供たちにその美しさを伝えたいと思いモミの木を持ち帰り、枝にたくさんのローソクを飾って、再現したことがクリスマスライトの始まりといわれています。このことから、クリスマスイルミネーションは空に輝く無数の星を表しています 。
飾りひとつひとつにも深い意味をもつようです。
ツリーのトップスター
クリスマスツリーいちばん上には、大きな星が飾られていますね。このことをトップスターと呼びます。ひときわ大きく輝く星が、東方にいた賢者をキリストが生まれたベツレヘムへ導いたといわれている星をあらわしているのだとか。また、キリスト生誕時に輝き、賢者 (王、学者) を生まれた地へ導いた星とされ、希望を表すや約束が守られた印などの意味もあるようです。
トップスターと聞くだけで、なんだかワクワクしませんか? 毎年、クリスマスツリーの飾りつけの最後を飾るトップスター。子供達のアイドルです。(誰が飾るで口論にもなりますが・・・トホホ)
このほかの飾りもいろいろ意味があるようです、
ベル (鈴)
ベル (鈴) はキリストの誕生 を知らせる天国からのあいさつの喜びのベルとしての意味や、羊に付けられたベルの音で迷子にならないようにということから、さらにその音が邪を払う魔よけとしての意味合いがあるそうです。
リンゴや赤い玉
リンゴや赤い玉などクーゲルと呼ばれる飾りは、りんごはアダムに原罪をもたらした果実、エデンの園の知恵の実とされ、豊かな実りや幸福などの生きる喜びをもたらす果実を表します。赤い玉はエデンの園にあった永遠の命をもたらす命の木の実ともされ、永遠の象徴とする場合もあるそうです。
杖 (つえ)、キャンディ・ケーン
杖 (つえ) は羊飼いたちが生活の中で必需品として使用していた杖で、羊飼いが杖の曲がったところで迷い出た羊を引っ掛けて群れに戻したので、助け合いの心を象徴するともされるそうです。後に、赤と白のストライプになりましたが、白は清心をあらわし、赤は十字架で流した血をあらわしているそうです。
ヒイラギ (柊)、クリスマス・ホーリー
クリスマス・ホーリーはキリストがすべての人の罪を背負って十字架刑にされたときにかぶらされた時の茨の冠、赤い実はキリストの流した血を象徴するとか、ヒイラギの棘 (とげ) のような葉が邪を払う魔よけとしての意味があるそうです。
キャンドル (ろうそく、イルミネーション)
キャンドル (ろうそく) は「世を照らす光」としてキリストが象徴されるので、それを表すのがキャンドルの光で、宗教改革で知られるルターにもツリーの周りでキャンドルを灯す逸話がありますが、クリスマスツリーの近くでキャンドルを灯すのは引火の危険が高いので、エジソンの電球の発明以後、ツリーには電球によるイルミネーションが主流に替わったのだとか、最近では LED によるものが普及し始めていますね。時代に合わせた利用方法へ進化していってます。
靴下
靴下 (くつした) はご存知サンタクロースのプレゼントを入れる袋としてアレンジされています。
リース
丸くなっていることから永遠の意味があります。
ヤドリギ (宿木)
セイヨウヤドリギ はケルトで、キリスト教から異端の古代ドルイドで聖なる木とされ、その下で儀式などが行われたことからや、ヤドリギの下に立っている人(女性)にキスをしてもよいという習慣などから、クリスマスに飾られます。海外ではヤドリギ自体をクリスマスツリーとする場合もあります。
日本のヤドリギはセイヨウヤドギリのようにスマートでないので、日本のクリスマスには習慣が薄いようですが、海外ではよく使われるようです。
なんとなく、毎年、綺麗だから、とか子供が喜ぶから、と飾っているクリスマスツリーも、このようにいろんな意味があるとわかって飾ると、なんだか楽しく、いつもと違うように感じるのは私だけでしょうか?一人で飾り付けをする人もいると思いますが、もしお子さんや家族、友達とわいわい飾るようでしたら、
是非、この由来をお話しならがら、飾りつけ楽しんでみてください。
今年のクリスマス。 あなたにとって素敵なクリスマスでありますように・・・ WISH・・・
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