「すろーらいふ」のススメ VOL2 「スローフードについて」 著;唐津智裕
今回はスローフードについて私の意見を紹介します。
スローフードって、食べ物だと思っていませんか?
私は最初、そう思っていました。
でも、そうではありません。
では、何かと言うと。
もともとは、イタリアの小さな街ブラ(BRA)が発祥の地。
とあるファーストフードの1号店がオープンしたことから始まりました。今は世界中どこでも、同じ食べ物が売られている時代です。いつでもどこでも、同じものが食べられることは、確かに便利なことなのかもしれません。でも、その地ならではの食材や味覚というものがあります。大手の食品メーカーとちがって、広告宣伝力のない昔ながらの小生産者が、どんどん消えていっているのです。
伝統的な食材を作り続けている生産者を守り、昔ながらの味をもう一度見直そうという活動が、スローフード運動です。
スローフード協会の活動指針は以下のとおりです。
1.消え行く恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。
2.質の良い素材を提供する小生産者を守る。
3.子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。
スローフードには、
「ゆっくりと、消化できる体にやさしい食事をとろう」、
「日々忙しくても食事くらいゆっくり味わおう」という概念があります。
ここ日本でも、食だけではなく、衣食住全般と、精神的な充足を求める
「スローライフ」が、注目されています。
スピード重視よりも、ほっと息が抜ける時間。
にぎやかさよりも、くつろげる空間。ゆったりと余裕のある暮らし。
人間です。生きている以上、がむしゃらに走り続けないといけない時期もあるでしょう。でも、それと同じくらい、ゆっくりとくつろげる時間も必要だと思うのです。
私はそんな「ゆっくり」を探してみたいと思います。
自分のできるところから。
ゆっくりはじめてみたいと思います。
たとえば、ものを大切にすること。
「保守的に」ではなく、伝統を大切にしながら今のライフスタイルに取り入れる。私なりのスローフードを考えてみたいと思います。
と言うことでまずは本格的に野菜作りを始めようと思います。
知人と共同で荒地を開拓していくところから始めます。
あたり一面草ボウボウ。
ほんとに上手く出来るのか心配です。
続く・・・